マスクを使ったインフルエンザ対策

渡辺ヤスヒロ



 2009年の5月の末頃にもなると豚インフルエンザがぼちぼちと日本にも上陸してにわかにインフルエンザ対策ブームとなった。
7月に入った後は既に患者が1000人を越えてしまったが幸いな事に一人の死者も出ていない。
学校を閉鎖したり校長が泣いたりと様々な事があったがブームはかなり下火になってしまった。ブームと言ってもインフルエンザの方ではなくインフルエンザ対策ブームの方である。
手洗いを励行した事により異常に食中毒が少なくなった等の効能はあるものの、本当にインフルエンザの対策になっていたのだろうか。
特に気になるのは一時店頭から姿を消したマスクである。

我が家では花粉症持ちが複数いるため、常に(特に春先には)大量にマスクが備蓄されており事無きを得た。人間万事塞翁が馬である。
売り切れてはいるものの、街中では皆マスク姿であった。そんなマスクだがインフルエンザ対策としてはどうなのだろう。
と、ここでマスクの正しい着け方であるとか、他人からうつされるより他人にうつす事の方により効果が高いとか、そういう話は耳にタコが出来るほど聞かされた事だと思うし、机上理論で考える事ではないと言える。
マスクそのもの、そしてマスクブームと言うものに対して考えてみたい。

マスクが売り切れ →マスクを探して彷徨う →マスクの取り合いになる

これによって起きるのがマスクの買占めとネットオークションでの売り逃げ・・・と言う話はどうでも良くて。
つまり『マスク狩り』が発生する。

マスク狩りを実施していた二人組と言えばこの人達、完璧超人である。→ネプチューンマンとビッグ・ザ・武道
「マグネットパワー、プラス!」
「マグネットパワー、マイナス!」
「クロスボンバー!」
と言うわけでマスクが吹き飛ぶわけですが他人が付けてたマスクを貰うのはどうかと言う気がしないでもない。
しかしここで注目すべきは彼らの主張である。

「マスクは真の実力者のみが着けることを許される」
この信念から考えれば取られるのも已む無しである。
「そうでない者が着けるマスクは軟弱な素顔を隠すためのアクセサリーに過ぎない」とも言っている。
マスクをすると言う事が如何に重大な意味を持つのか、分かって来たでしょうか。
マスクはマスクでも「覆面(マスク)狩り」ですが。

そんなマスク一つするのも大変になってしまった世の中、インフルエンザには新旧併せて気を付けておきたいです。
ではどんな気をつけ方をすれば良いのか。インフルエンザに効く対策は何なのか。
ここでマスクと言う事で視点を変えてみます。
マスク自体を名前に入れている程のマスクの専門家を参考にすればマスクとは何ぞや、マスクを使って何をすべきなのかが見えてくるのではないでしょうか。
そんなマスクの専門家と言えばこの人達↓


光戦隊マスクマン 1987年作品

マスクマンの特徴は以下の通りです。
ここからマスクを使ったインフルエンザ対策を見つける事が出来ます。

・「スーパー戦隊シリーズ」第11作
・敵味方の恋愛(ロミオとジュリエット的)
・キャラクター人気(特に女性の高齢視聴者)
・シリーズ初の5機合体ロボ
・6人目の戦士、X1マスクの登場
・谷隼人が長官役(同時期にたけし城にも出演)
・気功がテーマで「オーラパワーを引き出す」事で敵を倒す。

分かりましたね。最も重要なのは最後の「オーラパワー」です。
彼らは今時の戦隊とは違い新兵器等を使ったりはしません。トレーニングによって自らを鍛えるのです。
つまり、

インフルエンザには気合い

結局こう言う結論でした。
この冬には北半球で再び猛威を振るうと言われている新型インフルエンザ対策に皆さんも気合いで挑みましょう。


■ あとがき
マスクの話は科学論文的な論理展開が無いんですけどこうしたネタばかりものも机上理論っぽいかなと思いまして。インフルエンザには気をつけましょう。




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