渡辺ヤスヒロ
最近になってと言うわけではないが驚く様なニュースが日夜報道されている。
中国製品の適当さは今に始まったわけでもないが先日の肉まん告発報道はなかなか大した事件として世界的にも衝撃を与えた。言うまでもない程の知名度のある事件ではあるが知らない人のために簡単に説明する。
2007年7月18日に北京テレビのニュース番組で北京市内の露店で売られていた肉まんは肉に段ボールを混ぜて作られていたとスクープした。日本でもすぐ翌日にはあちらこちらの番組でその映像が流れることになる。古段ボールを苛性ソーダに漬けてやわらかくしていく所など隠しカメラとは思えない映像と店主への取材は驚くべきものであった。後になってこの報道自体がやらせであり店も実在しないと言う報道が出て来る。こうなるともう何を信じていいのか分からないが、元々中国の報道なんてそんなもんだと思っていた人にとってはああやっぱりな、程度のオチであった。
結論として中国の肉まんには気をつけた方がいいのかどうなのかはっきりしろと勢いづいて来る人もいるかも知れないが、誰に言ってもなんともならないものは仕方ない。運を天に任せてとは言わないが自分でそれなりに気をつけたり諦めたりしながら食べたり食べなかったりおいしかったりまずかったりするだろう。
そんなことは良くて。
最初のテレビ番組中、取材者と肉まんを作る店主とのインタビューが印象に残った人もいるだろう。筆者もである。
「段ボールと肉の割合はどの位なんですか?」
「6:4位で6が段ボールです。」
段ボールの方が多いのかよ!とか、6割かよ!とか、そんなの喰ってる人も分かれよ!とか色々つっこむところもある訳だがレシピをばらしてしまう辺り料理人として甘いなとも思ったりしつつ、驚きを隠せなかった。「そんな手もあったか(byミートホープ社長)」リサイクルとしても優秀な段ボールにこんな使い方もあったのかと目ウロコレベルだ。
去年辺りから中国や国内の姉歯ホテルへの出張やらとちょっと出歩くだけでトップ記事絡みの場所に当たる。年金に関しては直撃しかねないし。ニュースも他人事として楽しめなくなってきた筆者ではあるがさすがに肉まんは食べていない。いや、国内で売られていた肉まんが中国製で(段ボール製で)ないとも言い切れないのだが。
話を戻して。
6割が段ボール。すばらしい割合ではなかろうか。もちろん肉の感触は出せても味は無いはずである。しかし残り4割の肉でも十分だったと言うことだ。考えてみれば今の肉まんから6割肉を減らしても人は普通に食べられるわけだから、段ボールはともかくとして何か肉っぽい外見で栄養の無いものに入換えれば優秀なダイエットフードの出来上がりである。この調子でどんどん代用食品を作っていこう。とも話は勧められるがそれは他に任せるとする。
後にやらせであったと報道されたが確からしさと言う点では最初の番組と同程度の信頼性しかない。
ではどの程度中国の報道は信用できるのか。もちろん6:4位だ。4が信用できるとして、6が段ボールである。カキワリも段ボールで作ってそうである。
今まで問題になったのは中国製の食品だけではない。中国製のきかんしゃトーマスに使われた鉛入り塗料の6割は段ボールで出来ていたらしい。中国製キャットフードに含まれるマグネシウムの6割は段ボールだと言う。北京オリンピックで使用されるメダルの6割も段ボールらしい。リサイクルを増進していると国際的に表現したいのかも知れないがここまでやればもちろん段ボールが不足するだろう。そんな段ボール工場も6割で段ボールで出来ていると言うウワサがあるとかないとか。もしかしたら中国人の6割は・・・。
色々考えてきて不安になった人もいるだろう。そんな人には頭痛薬がお勧めだ。バファリンとか。日本製のバファリンは半分がやさしさで出来ている優秀な薬である。間違っても残りの6割段ボールで出来ている中国製のバファリンを飲んだりしないように。
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