「段ボール箱」の売買に関する考察

U.G.M



 いきなり個人的且つ辛気臭い話で恐縮ですけど、俺は離婚して実家に帰ることとなりました(普通帰るのは妻だろ! の突っ込みは無視)。
 様々な想いを巡らせつつ荷物をまとめていたところで、ふと疑問が。

 なんで「段ボール箱」って売ってるんだろう。

 ホームセンターの一角に、何故か必ず「段ボール箱」が売っています。
サイズは色々で強度にも多少差はあるものの、基本的には「箱」であることに違いはありません……否、その時点では「箱」ですらなく、ただ「段ボール紙が重なったもの」でしかなくて、組み立てることによってはじめて「箱」としての息吹を与えられることとなります。
 冷静に考えてみると、他の商材は大抵「段ボール箱」に入っており、しかも商材が売れた後は潰されて回収業者が持ち帰り、再度「段ボール箱」としてリサイクルされることとなるわけです……まぁ一部はコピー紙やらトイレットペーパーやらになったりもするんでしょうけど。
 なのに俺は何故わざわざ「箱」として完成してもいない店頭販売品を購入しなくちゃいかんのか、どうせ回収される運命ならば、そのへんの空き箱を持ち帰って使ったほうがコストが安く済むじゃないか、と声を大にして言いたいわけですよ、俺は。
 実際、ちょっと小さなスーパーあたりだと空き箱ってタダでくれるじゃないですか。ホームセンターでもくれよ、と。

 もちろん大きさが合わないとか強度が足りないとか数が足りないとか様々な問題があるんでしょうけど、引っ越しの荷物を詰める場合を考えると、転居先でぶちまけた後は用済みとなることが多いんだし、べつにどんな箱でもいいんじゃないか、と愚考する次第なのですが、諸兄らはどうお考えでしょうか。

 ……これで引っ越し先が「静岡県富士市」なら最高のネタなんだけどなぁ……。 





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