日本滅亡の日

ひあろ



日本滅亡の日。というものを歴史学的に分析してみた。栄華を極めた古代ローマ帝国が滅んだ時、休日はなんと2日に1日の割合であったそうだ。つまり一年のうち半分をローマ人達は遊んで暮らしていたことになる。そしてローマは滅んだのである。奢りに耽り、働かなくなった民族が衰退してくるのは真に歴史の語るところであるが、先刻のローマの例は休日と滅亡の関係を表す1つの基準となるであろう。
 先帝、昭和天皇の誕生日はみどりの日だか何だかに名前を変えて、そのまま休日として残った。そして今上天皇の誕生日、12月23日が新しい休日になった。今上天皇が崩御されると、この日もまた「みどりの日・2」とかになって休日になるのであろう。こうして、天皇が交代する毎に日本の休日は増えていくのである。
 さて、現在日本の休日は日曜、祝日、お盆と正月を含め68日とする。1年は365日であるから、その1/5弱が休日ということになる。ところで天皇制がこのまま続くとして、過去のデータ(*)から1人の在位期間の平均は26年。今後寿命が延びること、誕生日が重なることを考慮に入れると35年。つまり35年に1日休日が増えることになる。すると、日本の休日が1年の半分、183日を越すのは4,025年後、よって西暦6,015年頃に日本は滅亡する計算になる。少なくとも。
 もちろん、週休2日制が導入されるなどのハプニングが起これば滅亡の日はもう少し早くなる。この場合だと1,820年早くなって、滅亡は4,195年頃になる。

*:皇室年表より。天智天皇から昭和天皇まで87代の平均。それ以前は在位期間にやや不安が残るため加えていない。なお日本人の延命率を94日/年、同一誕生日の確率を1/70とした。本来ならば在位期間は1代毎に変化するものであるが、ここでは分かりやすくするため、一律に35年とした。



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